2018年03月19日更新
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解熱鎮痛剤はどのような痛みに対応している?

解熱鎮痛剤は炎症を鎮めて熱を下げる作用と同時に痛みを和らげる作用のある薬です。
痛みをとると言っても痛みには色々な種類があり、解熱鎮痛剤で効果が期待できる痛みと効果が期待できない痛みがあります。
解熱鎮痛剤の適応は薬の効き方によって違ってきます。

解熱鎮痛剤は炎症によって生成されるプロスタグランジンという物質がつくられるのを抑制することで、痛みを起こりにくくする作用があります。
プロスタグランジンが放出されると体の熱があがり、痛みが強くなります。
そのため、炎症が起こってもプロスタグランジンが放出されないようにすれば、痛みが和らぐということです。

こういった作用で痛みが和らぐので、解熱鎮痛剤は歯痛、腰痛、生理痛など適応になります。
歯痛は虫歯や炎症が起こってしまった時に歯茎が腫れて強い痛みを伴うものです。
歯茎が痛いことで食事をとれなくなる等の症状まで起こることがあるために、適切に解熱鎮痛剤を使用することで痛みを軽減させて、できる限りいつも通りの生活が行えるようにしていくことが重要です。

腰痛も腰の筋肉の周辺に炎症が起こっていることが多く、それが原因となり腰痛を引き起こします。
腰痛があると体を動かすことが苦痛になり、なるべく動かないような生活習慣になってしまう恐れがあります。
一度そういった習慣ができると、そのまま体の筋力が徐々に落ちていき、さらに体を動かすのが億劫に感じるような悪循環になってしまいます。
そういった悪循環を断ち切るためにも解熱鎮痛剤が役立ちます。
腰痛を抑えることで動きがよくなり、生活の中で体を動かしやすくなります。

もうひとつ痛みを強く感じるものが生理痛です。
これは個人差が大きく全ての人が感じるものではありませんが、痛みが強い人にとっては本当に辛いものです。
我慢していると痛みが強くなってしまう場合があるので、強くなりきってしまう前に解熱鎮痛剤を使用すると、痛みがそれ以上に強くなることを防ぎます。

血行の悪さは解熱鎮痛剤の効きの悪さに繋がる

解熱鎮痛剤を服用した際には、口から体の中に入れた解熱鎮痛剤は分解されて血液中に吸収されます。
そこから体中に薬の成分が血流にのって運ばれることで、痛み止めとしての働きも体の各部位に届き、症状を緩和します。

こういった作用で薬の効き目が血流にのって体に運ばれるため、血液の流れが悪い状態だと薬の成分がしっかりと体の隅々まで届かなくなります。
体の隅々に流れることなく腎臓を通過することになると、そこで薬の成分は身体の外に出てしまい薬の効き目が半減してしまうということになります。

痛みが起きている部位はすでに炎症が起きていて、血管が拡張していることが多く、その部位の血流を悪くすることで炎症を抑えようとするために、解熱鎮痛剤を服用した後は血管が収縮します。
それで余計に血流が悪くなるので、痛み止めとしての効果を出したい時には効き目が悪くなりがちです。

そうならないためにも普段から血行をよくするように心がけておくと、いざという時に解熱鎮痛剤の効き目が悪くなるということを予防できます。
血行をよくするためには、体を冷やさないようにすることや、栄養バランスのとれた食事をしっかりととることなどがあります。

特に生理痛が起こっている時には、身体が冷えていると痛みが強くなりがちです。
生理のたびに生理痛がひどくて悩んでいる時には、普段から体を温めるようにして血流をよくしておくと、生理痛が軽くなる可能性があり、さらに痛みが出た時に使用する解熱鎮痛剤の効き目もよくなるというふたつのメリットがあります。
痛みが起きた時だけでなく普段の生活の中で冷えないように気をつけて過ごすようにすることで、血流の良い体にしていくことができます。

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