2018年03月07日更新
google+TwitterFacebookハテナポケットフィード

解熱鎮痛剤に関する副作用の紹介

風邪で辛い症状は咳やのどの痛み、頭痛や鼻水の他に高い熱が出てしまう場合ですが、発熱した状態で病院に行くと解熱鎮痛剤を処方されることがよくあります。
熱が高い状態では日常生活を送ることも辛いので一刻も早く熱を下げたいと思いますが、解熱鎮痛剤には知っておくべき副作用があるので紹介します。

まず解熱鎮痛剤に期待する効果は風邪などによる発熱が起こった際に体温の上昇を抑え、熱を下げるために脳の体温を調整している部分に働きかけ、発熱を抑えたり血管を拡張して熱を外に逃がすことで体温を下げてくれたり、痛みを感じている際は興奮状態である痛覚神経を鎮めて痛みを緩和してくれることです。

しかし、そもそも風邪などを引いた際に発熱するのは体内に侵入したウイルスとの戦いにおいて、平常時の体温では対抗力が足りないため免疫機能を向上させるために必要なことであるからです。
ですので薬で無理やりわざわざ上げていた熱を無理やり下げてしまうと、ウイルスと戦うために体が頑張って向上させていたはずの免疫機能が上手く働かず、病状を悪化させてしまうというリスクがあります。

また、解熱鎮痛剤の中には胃が元々備えている防御機能を低下させてしまい、胃酸によってダメージを受け、びらん性胃炎になってしまう可能性を持っています。
びらん性胃炎は胃の粘膜が損傷することで出血が起こる胃炎で、胃の痛みや吐血、消化不良、嘔吐などの症状が起こる胃炎で酷くなると胃潰瘍や胃がんを引き起こす可能性があります。

そしてもう一つ懸念すべき副作用は薬剤乱用性頭痛です。
この頭痛は痛みを緩和させるために解熱鎮痛剤を継続して服用することで、痛覚神経が敏感に痛みを感じ取るようになります。
そうすると今まで感じていなかったレベルの痛みまでを感じ取るようになることで服用回数が増え、頭痛が複雑化して薬が効きにくくなると共に、痛みが悪化してしまう頭痛です。
薬物乱用性頭痛は一度なってしまうと再発しやすい頭痛であるため、ならないよう予防することが大切です。

さらに、解熱鎮痛剤には聴力を低下させてしまうというリスクもあるのです。

解熱鎮痛剤の乱用は聴力に影響が出るリスクもある

風邪になった時などに医師から処方される解熱鎮痛剤は、ウイルスと戦い熱を下げる効果がありますが乱用は避けなければなりません。
薬物の乱用は法律で禁止されていますが、解熱鎮痛剤の乱用は症状の悪化だけではなく聴力に影響を与えます。
これは副作用の中でも特に有名なものです。

そしてこの副作用のことを薬剤性難聴と呼びます。薬物性難聴の初期症状はキーンといった高い耳鳴りです。
しかし、耳鳴り自体は通常の風邪でも経験するようなものですので、この時点で薬剤性難聴であると自覚することは非常に難しいです。
多くの患者が薬剤性難聴を自覚するようになるのは実際に軟調の症状が現れるようになってからのことです。

最初は高音域を聞き取る能力が低下していきますが、やがて低い音域を聞き取ることも困難になってしまいます。
そのため、家族や友達との何気ない会話で簡単な内容の話を聞き洩らしてしまったり、声をかけられても反応が遅れてしまったりすることが頻繁に起こるようになります。
これが薬剤性難聴の大きなリスクです。

通常の難聴と異なる点は、両耳で同時に症状が進行するということです。
通常の難聴は片耳から進行していくので、両耳同時に軟調が起こっている際には薬剤性難聴を疑いましょう。

また、人によっては聴覚機能だけでなく前庭と三半規管にまで影響が出る場合もあります。
これに障害が起こると体のバランスを保ちにくくなったり、常に車酔いに近い症状が出てしまうリスクがあります。
解熱性鎮痛剤の副作用は、乱用をやめれば簡単に収まるものではありません。
もしも解熱鎮痛剤を利用していて耳鳴りが起こったり会話が聞き取りにくくなってしまった場合はすぐに耳鼻科で診断を受けるべきです。

関連記事はこちら

  • 逆流性食道炎の治療をするならネキシウムがおすすめに関する画像
    2018.05.23

    逆流性食道炎の治療をするならネキシウムがおすすめ

    逆流性食道炎の治療をするならネキシウムがおすすめ 逆流性食道炎というのは、胃液や十二指腸液などが逆流して食道に炎症が起きる病気のことです。 胃液は食べたものを消化するために胃のなかから分泌され、pHが1~1.5と酸性度がとても高くなっています。 そのため、逆流性食道炎が起きるとひどい胸やけがし...

  • 痛風の痛みの対処法とその予防方法についてに関する画像
    2018.04.30

    痛風の痛みの対処法とその予防方法について

    痛風の痛みの対処法とその予防方法について 痛風はその名前の通り耐えられないほどの激痛に襲われる病気です。 通風を発症したら病院での治療が必要ですが、初めて痛風の痛みを体験した場合は薬も何もないので自分自身で対処するしかありません。 痛風の痛みを自分自身で対処するにはどのような行動をとればよいの...

  • 関節痛やリウマチになる原因についてに関する画像
    2018.04.02

    関節痛やリウマチになる原因について

    関節痛やリウマチになる原因について 関節部分が何らかの原因により炎症を起こし、その周囲の軟骨や骨が破壊されてしまうことで機能が損なわれてします病気のことを「関節リウマチ」と言います。 炎症を起こしている関節の腫れ、激しい関節痛が症状の特徴ですが、他の関節の病気と異なる点としては、関節を動かさず安...