2018年02月27日更新
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ドラッグストアなどで気軽に手に入る市販薬、なかなか病院に行く時間が取れない人などに人気が高まっています。
最近では病院で処方される薬と同様の成分が配合されているものもあり、普段から利用している人も多いのではないでしょうか。
その中でも利用者が多いのが解熱鎮痛剤でしょう。
発熱がある時や頭痛を抑えたいときに利用し、常に持ち歩いているという人もいます。
ところが飲み過ぎによる副作用があることを知っておく必要があるのです。

解熱鎮痛剤の使い過ぎは効果が弱まる?

まず解熱鎮痛剤を使用したいと思ったときはどのような症状が出ているでしょうか。
おそらく熱や痛みといった症状でしょう。しかし熱や痛みは体内で病原菌と戦っていることによる反応です。
そのために無理に薬で抑え込んでしまうと病気の悪化を招くこともあるのです。
手軽に服用できるからと安易に飲むことは避けたほうがいいでしょう。

一般的な市販薬の解熱鎮痛剤にはその有効成分が異なるいくつかの種類があります。
どの薬も販売するに至っては臨床試験をしっかり行っており、用量用法については安全性を確認して定められています。
痛みが大きいからといって余分に服用することは、効果よりも副作用の方が増してしまう可能性もあり大変危険です。
必ず決められた用量用法で使用するようにしましょう。

解熱鎮痛剤の代表的な副作用には消化器系の異常があります。
頭が痛いのが治まらないからといって多めの鎮痛剤を飲んでしまうと、胃もたれや腹痛などを引き起こすことがあります。
胃腸の弱い人は長期間服用することで粘膜がただれて、消化性潰瘍を引き起こし胃腸の激痛が起こることも少なくありません。
解熱鎮痛剤の使用はなるべく空腹時を避け、出来れば胃の粘膜保護成分が一緒に配合されているものを選ぶか、胃薬を一緒に飲むことがおすすめです。

あまり知られてはいませんが、解熱鎮痛剤の使い過ぎによる薬物乱用頭痛が最近問題となっています。
普段から頭痛に悩まされる人が解熱鎮痛剤を多用することで、効き目が薄くなったり症状がひどくなるといったことが起きるのです。

頭痛のひどい症状は時には日常生活に支障をきたすこともあります。そのため発作への不安から日常的に解熱鎮痛剤を服用することとなります。
すると脳が痛みに敏感になってしまい、今までは平気であった軽い痛みであっても過敏に反応するようになっていくのです。
さらに薬の使用が増え、結果として飲み過ぎにより薬の効き目も弱まるといった悪循環となっていきます。

薬物乱用頭痛は一度思い切って2か月ほど解熱鎮痛剤を断つことで症状が治まります。ただし薬を断っている間は離脱症状が起こりつらい症状も引き起こします。
また薬物乱用頭痛は再発しやすいという特徴もあり、そうならないためにも解熱鎮痛剤の予防的な服用は避け適切な使用を心がけましょう。

解熱鎮痛剤に使用期限はある?

食べ物に消費期限があるように、薬にも消費期限は存在します。わかりやすいのは市販薬でしょう。
市販薬は外箱に消費期限が記載されています。だいたい2~3年といった期限となっていることが多いですが、これは未開封の場合です。
開封してしまったものは変質が進んでしまいますからなるべく早く使い切ることが大切です。
解熱鎮痛剤の使い過ぎは身体に悪影響を及ぼすので、あまり内容量が多くない小さめサイズを購入するといいでしょう。

医師から処方される解熱鎮痛剤には消費期限が書かれていません。
もちろん薬局で保管している外箱には記載されていますが、処方される薬の期限というのは基本的に処方箋の日数です。
忘れてしまって飲み残しが出てしまった場合には取っておかずに破棄するようにしましょう。

日本国内で流通している薬は、厚生労働省や医薬品メーカーの検査機関によって厳しくチェックされています。
消費期限内であればその効果は保障されており、製造後も消費期限までは1年ごとに効果や安全性を検査することとなっています。
世界レベル的にも高い基準となっており安心といえるでしょう。

では消費期限を過ぎてしまった解熱鎮痛剤の安全性はどうなるのでしょうか。
湿気や紫外線等の変質により薬の効き目が悪くなり、思った効果が得られないということがあります。
特にアセチルサリチル酸といった成分は期限が切れることにより毒性を増すことが分かっています。
この毒性により胃腸障害を引き起こしやすくなるのです。

なかには消費期限が切れていた薬でも効果があったという人はいますが、その効果や危険性は人によって異なります。
重篤な症状への引き金になる可能性もありますから、消費期限の切れた解熱鎮痛剤は服用しないようにしましょう。

そして薬の保管方法についても注意は必要です。いくら期限内であっても保管方法が悪いことで変質する可能性があるからです。
たいていの薬剤は光・温度・湿度の3つの管理に気をつければ大丈夫でしょう。
光によって分解されてしまう成分が含まれているものも多いので、直射日光を避けて出来れば入っていた箱に入れて保管したほうがいいでしょう。

一般的な解熱鎮痛剤によく見られる錠剤は室温の保存が可能です。
あまり温度変化のない場所が望ましく、屋外や車内などは避けましょう。

解熱鎮痛剤が服用出来ないパターンはある?

有効成分が多い解熱鎮痛剤ですが、どの種類を選んでもいいというわけではありません。
なかには服用できないパターンもあるので注意が必要です。
まずは使用年齢です。市販薬には15歳以下は服用できないというものも多いため子供に使用する場合は注意書きをよく読むようにします。
妊婦の場合も服用前に医師に相談しましょう。

喫煙者も気をつけなければなりません。喫煙者は薬が効きにくいとも言われているからです。
特にアセトアミノフェン系の鎮痛剤は、タバコに含まれる化学物質がアセトアミノフェンの効果を弱くしてしまうために効きにくくなります。

そして持病によっては解熱鎮痛剤の服用が禁じられている場合があるので注意が必要です。
心臓病を患っている人は短期であっても服用は避けるべきでしょう。
鎮痛剤の有効成分によっては、服用後の1週間以内における死亡・心臓発作のリスクが4割以上も増加したという報告がなされているのです。
たとえ効果が緩やかな市販薬であってもこうしたリスクは高いとされており、心臓病の人は自分の判断で薬を飲むことは避けるようにしなければなりません。

高齢になると増える高血圧の人も解熱鎮痛剤の使用はリスクが高くなります。
高血圧となると血管に強い圧力がかかるために頭痛を引き起こすことも多いでしょう。
しかし高血圧によって肝臓・腎臓・心臓の機能が弱っている人も多く、こうした症状がある場合は解熱鎮痛剤の使用は禁止されているのです。
また有効成分によっては降圧剤の効果を抑制してしまうこともあり、市販薬であっても気軽な服用は避けるべきでしょう。

毎年冬になると流行するインフルエンザにも使用できない解熱鎮痛剤があります。
風邪だと思い市販の解熱剤を服用してしまうことで、インフルエンザ脳症や脳炎を引き起こす可能性があるのです。
またぜんそくやじんましんといった症状が出ることもあるため、インフルエンザの疑いがある場合は自己判断で解熱鎮痛剤を使用せず医療機関を受診するようにしましょう。

よく薬を栄養ドリンクで飲むという人がいますが解熱鎮痛剤は一緒に飲んではいけません。
栄養ドリンクにはカフェインが含まれていることも多く、薬の作用を阻害したり強い眠気を引き起こすことがあります。
もちろんカフェインを含むコーヒーや紅茶・緑茶と一緒に服用することも避けるようにしましょう。

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